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目 次
BIOS ビープ音
ハードウェアの異常を知らせるビープ音
ビープ音とは、電子機器が通知のために発する音で、パソコンに搭載されているBIOSにもビープ音と呼ばれるものがあります。
通常時(正常起動時)はパソコンによってビープ音が鳴る場合と鳴らない場合とがありますが、BIOSが何らかの異常を感知したときは、通知するためにビープ音が鳴るのが一般的です。
BIOSには大きく分けてAWORD BIOSとAMI BIOSの2種類があり、それぞれのBIOSによってビープ音や通知している内容が少し異なります。
パソコンが起動しないなどの異常が起きたときは、BIOSのビープ音からトラブルの原因を探るということもできます。
一部メーカー製パソコンでは独自にBIOSのビープ音を設定していることもあるので、マニュアルも確認しておいたほうがいいでしょう。
AWORD BIOS
・(短音×1)・・正常起動
・・(短音×2)・・CMOS設定エラー
-・(長音×1、短音×1)・・メモリーエラー
-・・(長音×1、短音×2)・・グラフィックボード or モニター接続エラー
-・・・(長音×1、短音×1)・・グラフィックメモリーエラー
---(長音の連続)・・メモリー接続エラー、装着エラー
・・・・(短音の連続)・・電源供給エラー
AMI BIOS
・(短音×1)・・メモリーリフレッシュエラー
・・(短音×2)・・メモリーバリティーエラー
・・・(短音×3)・・メモリーエラー
・・・・・(短音×5)・・CPUエラー
・・・・・・(短音×6)・・キーボードエラー
・・・・・・・(短音×7)・・CPU、マザーボードエラー
・・・・・・・・(短音×8)・・グラフィックメモリーエラー
メモリーやグラフィック関連が多い
すべてのパソコンでビープ音の種類が統一されているわけではなく、パソコンによってはビープ音が出ないこともありますが、パソコンの電源を入れてビープ音がするという場合は、パソコンパーツのメモリーが一番可能性は高くなります。
メモリーの故障や帯電などでよく起きますので、メモリーの取り外しや再装着などを試してみるといいでしょう。
メーカー独自のビープ音もある
NECやFijitsu、DELLなどパソコンメーカーのパソコンでは、上記のビープ音を採用しているパソコンもあれば、独自のビープ音を設定していることもあります。
同じメーカーであっても、パソコンの機種によって異なることがあります。
パソコンのマニュアルには、起動時のビープ音についてマニュアルで解説していることが多いので、メーカー製パソコンではマニュアルを確認することも大事です。
BIOS起動に必要なデバイス
一般論として、BIOSの起動は電源、マザーボード、CPU、メモリーが正常であれば起動します。
基本的にハードディスクや光学ドライブは接続されていなくても BIOSは起動します。
BIOSが起動しないということは、電源、マザーボード、CPU、メモリーの問題を疑うということになってきます。
実際問題として、BIOSが起動しないというパソコンは、電源ユニットの不良、マザーボードの不良、メモリーの不良などが多いようです。
マザーボードは、いろいろな機能が集積しているボードですが、グラフィックチップの不良、電源回路(コンデンサ)の不良などが傾向としては多くなります。
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